リサーチが苦手なんだよな……リサーチ力をつけてクライアントからの評価を上げたい!
こんな疑問にお答えします。
✓本記事の内容
- Webライティングでリサーチ力をつけるメリット
- リサーチ力を身につけるコツ4つ
- 見逃せない!リサーチ後、納品時の注意点
✓本記事の信憑性

Webライティングにおいてリサーチは命です。徹底的にリサーチされた記事は、クライアントからの高評価につながります。
実際に私も「情報が網羅されている」と、企業様からお褒めの言葉をいただいています。
ただ以前は、「リサーチが足りません」とお叱りの言葉を受けていたのも事実です。
私の経験から、執筆内容のリサーチのコツ4つを、ご紹介します。
本記事は「執筆内容」のリサーチ向けです。
構成作成のためのリサーチ(KW選定、顕在ニーズ・潜在ニーズをくみ取る、など)ではありません。
Webライターをしている方や、リサーチが苦手な方はぜひお役立てください!
webライティングでリサーチ力をつけるメリット3つ

Webライティングでリサーチ力をつけるメリットは、次の3つ。
- 説得力のある文章が書ける
- 執筆スピードが速くなる
- 主観的な内容にならない
リサーチ力をつけることで、クライアントからの評価アップにつながります。
説得力のある文章を書ける
リサーチ力が備われば、説得力のある文章を書けます。
読者が「そうなんだ!」と納得できれば、問題解決につながることに。結果として、サイトのリピータにもつながります。
たとえば以下の内容を書くと、仮定しましょう。
朝は勉強に最適な時間帯です。早起きして勉強しましょう。
この例では、次のようなリサーチ内容が思い浮かびます。
- 朝の集中力が上がる理由
- 具体的な時間(6時~7時、など)
- 著名人も取り入れている事例
リサーチ内容を加えると、説得力のある文章の完成です!(リサーチした部分)
朝は勉強に最適な時間帯です。
朝に集中力が上がることは、脳科学で実証されていること。
大脳の扁桃体が活性化し、記憶力が定着しやすくなります。
朝6時~7時の間が、もっとも扁桃体がはたらく時間帯です。
さらに、朝特有の「締め切り効果」も見逃せません。
「8時までに家を出なきゃ」との気持ちが、より集中力を加速させます。
○○、△△も取り入れています。
勉強をしたい方は、ぜひ朝時間を有効活用しましょう。
リサーチ力をつければ、説得力があり読み応えのある記事に仕上がります。
執筆スピードが速くなる
執筆スピードが速くなるメリットも。
「書くべき内容」が明確なので、必然とタイピングがはかどります。
↑の例だと次のような「書くべき内容」があるだけで、執筆が楽になります。
- 大脳の扁桃体で記憶力が定着する
- 朝7時~8時に効果的
- 締め切り効果も関係している
- ○○、△△も実践している
「執筆スピードが上がらない」と悩んでいる方は、リサーチが足りない可能性があります。
リサーチ時間を多めに取ってみましょう。
主観的な内容にならない
リサーチ力があれば、主観的な内容になりません。
「リサーチできている」とは、データがそろっている状態です。権威性・信頼性をベースに執筆できます。
「私は~」「~と思います」「~でしょう」との主観的な内容が入ることで、次のような問題が発生しかねることに。
- 説得力に欠ける
- 事実ではないことを発信してしまう
- 人それぞれ解釈が異なるので、炎上の可能性がある
リサーチ力を身につければ、自信を持って発信できますよ!
Webライティングでリサーチ力をつけるコツ4つ

Webライティングのリサーチ力を身につけるコツは、次の4つ。
- 案件・ジャンルごとにまとめておく
- 信頼性のあるリサーチ先を知っておく
- 「KW go.jp」「KW or.jp」で調べる
- 事前に本を読む
とくに初めてのジャンルであれば、リサーチに時間がかかるものです。
コツを押さえることで、納品スピードも上がりますよ!
1.案件・ジャンルごとにリサーチ内容をまとめておく
案件・ジャンルごとにリサーチ内容をまとめてみましょう。
「どのサイトでどのような内容を把握できるか」をまとめることで、次の記事に応用可能です。
たとえば生命保険料の平均データを、「公益財団法人生命保険文化センター」から得たとしましょう。
そこでGoogle documentやEvernoteなどに、まとめます。

「ほかにも○○のデータあり」などとまとめておくことで、「生命保険文化センターにはだいたい○○なデータがあるんだな」とわかります。
この方法は将来、同じジャンルの他案件にチャレンジする際にも役立つことです。
おおよそのリサーチ元がわかれば、取り組みやすくなりますよ!
2.信頼性のあるリサーチ先をまとめておく
信頼性のあるリサーチ先をまとめておくのも、おすすめです。時短になります。
たとえば保険の記事を執筆していると、仮定しましょう。次のような信頼性のあるサイトが見つかります。
- 日本学生支援機構「学生生活調査」→大学生・専門学生などの学費・生活費の内訳など
- 厚生労働省「国民医療費」→傷病別の医療費など
- 全国健康保険協会「健康保険の給付について」→高額療養費、出産手当金などの国の制度
なお各分野で信頼性・権威性のあるリサーチ先一覧は、こちらをご覧ください。
政府や○○法人以外に信頼性のあるサイトについては、まよまよ社長さんがツイートしています↓
3.「KW go.jp」「KW or.jp」で調べる
ちょっとしたテクニック編です。
調べたいKWに、go.jpやor.jpをつけることで、信頼性のある情報を見つけやすくなります。
たとえば「生活習慣病 or.jp」と調べると、1位に全国健康保険協会、4位に日本医師会のページが出てきます。

このテクニックを押さえておくと、いちいち「厚生労働省のサイトにアクセスしてから○○のデータを探す」との手間が省けますよ!
4.事前に本を読む
時間のある方は、事前に本を読むこともおすすめです。
全体像を把握することで、「何をリサーチすべきか」が分かりやすくなります。
とくに税金や保険、不動産など「昔から制度・仕組みが変わらないもの」での下調べに適しています。
具体的な方法は、次の2つです。
- 図書館で借りる
- 本を購入する
私の経験上、制度・仕組みなどを知る分には図書館でも十分です。昔から変わらないものは、発行時期が古くても問題がありません。
Webライティングでリサーチした後、納品時の注意点

納品時には情報元を提出しましょう。
「どのサイトから探したか」を提示することで、クライアント側のチェックの負担を減らせます。
情報元の提出については、藤原将さんの著書でも納品後にすべきこととして記載があります。
記事制作時に参照した情報ソースを文書にまとめて提出
「文章起業」で月100万円稼ぐ!|藤原将、大和出版、196ページ
具体的な方法は、次の2つです。
- WordやGoogle ドキュメントのコメント機能を使う
- 記事下にまとめてURLをはる
なお資料が何ページもある場合には、「3ページ」などとページ数も報告しましょう!
まとめ|いざ!Webライティングのリサーチ苦から脱出
リサーチ力をつけるコツは、次の4つです。
- 案件・ジャンルごとにまとめておく
- 信頼性のあるリサーチ先を知っておく
- 「KW go.jp」「KW or.jp」で調べる
- 事前に本を読む
リサーチを入念に行うことで、記事に厚みが増します。
ただしリサーチをしすぎて、論点から遠ざからないようにしましょう。伝えたい内容がブレてしまえば、本末転倒です。
次回からリサーチ力をつけるコツを実践して、自信を持って納品しましょう!